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作業日誌

3月13日
じゃがいもの植え付け

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3月13日 じゃがいもの植え付け

晴れ。風の強い、でも、ほどよい陽気の作業日和でした。11組14人が出動し”春の野”を愛でつつ作業をしました。八郷と玉里の二手に分かれてのスタートで、この日のメインは八郷の「新畑」へのジャガイモの植え付け。ジャガイモは7種。ご存知・男爵とメークイーンのほか、インカのめざめ、アンデスレッド、キタアカリ、とうや、ホッカイコガネという陣容です。インカとかアンデスの名前に、南米アンデス地方がジャガイモの原産であることの名残があります。
種芋(各種5kg)は早くもいくつもの芽を出しかけています。その芽を残しつつ1個を2つ、3つに切り分け、それを1個の「種芋」にします。次に、切り口に病菌が入らないよう「焼却灰」をムラなく塗り、陽に干して乾かします。昨秋から参加したメンバーも、初体験という作業を丁寧にこなしていきました。あとは植え付けるばかりです。
玉里の畑でヤーコンとその種芋(昨年収穫したものを埋めておいた)を掘ってきた仲間も合流、昼食となりました。途中、ボクが長年お付き合いさせていただいている”梅干名人”広瀬忠さん宅にお邪魔し、竹山で小さな寒タケノコを1個探し当てて掘らせてもらったものを味噌汁にして、”早春の恵み”を味わいました。アクがなくて柔らかく、得もいえぬ味でした。出盛りのものとはひと味違う、たまらないご馳走! 長生きの切符を今年も手にできた思いでした。


馬鈴薯7種の植え付け コウサイタイの花の摘み取り
 

午後、種芋の植え付けです。畝幅1m、株間30cmで、種芋を深さ15〜20cmに埋めて植え付けました。種芋と種芋の間にチッソ、燐酸、カリの3養分を混合した肥料を一つかみずつまき、稲ワラを敷き、土をかぶせて作業終了です。みんな腰を伸ばし、「よーし、やったあ」。みんな満足気です。
今年は、太陽の光を目一杯あてるためマルチがけをしませんでしたが、「頑張って草取りしようね」というリーダーの呼びかけに「OK、OK」の力強い返事が上がりました。1ヵ月後には早くも草との格闘が始まります。「ぐうたら農法」の西村先生の「早期除草の大事」を思い起こしています。
以上が、今年のメインの新畑での作業。このあと少し離れた畑Eへ移動し菜の花やコウサイタイ(中国菜)の収穫、ニンニクの草取り、前回移植したタマネギへの散水をし、午後4時半、作業終了。西方の筑波山を見やると、山の色が和らぎ始めていました。春のやや遅い八郷ですが、桃、桜がいっせいに咲く”桃源郷”の景色を見せるのも、もう直ぐです。
ヤーコンの種芋は苗をつくるため各人で持ち帰りましたが、一部を畑に路地植えしました。水管理の問題がどうなるか実験してみようというわけですが、苗作りについては、別項でレポートします。

(3月13日 宮崎記す)

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