晴れ。風の強い、でも、ほどよい陽気の作業日和でした。11組14人が出動し”春の野”を愛でつつ作業をしました。八郷と玉里の二手に分かれてのスタートで、この日のメインは八郷の「新畑」へのジャガイモの植え付け。ジャガイモは7種。ご存知・男爵とメークイーンのほか、インカのめざめ、アンデスレッド、キタアカリ、とうや、ホッカイコガネという陣容です。インカとかアンデスの名前に、南米アンデス地方がジャガイモの原産であることの名残があります。 種芋(各種5kg)は早くもいくつもの芽を出しかけています。その芽を残しつつ1個を2つ、3つに切り分け、それを1個の「種芋」にします。次に、切り口に病菌が入らないよう「焼却灰」をムラなく塗り、陽に干して乾かします。昨秋から参加したメンバーも、初体験という作業を丁寧にこなしていきました。あとは植え付けるばかりです。 玉里の畑でヤーコンとその種芋(昨年収穫したものを埋めておいた)を掘ってきた仲間も合流、昼食となりました。途中、ボクが長年お付き合いさせていただいている”梅干名人”広瀬忠さん宅にお邪魔し、竹山で小さな寒タケノコを1個探し当てて掘らせてもらったものを味噌汁にして、”早春の恵み”を味わいました。アクがなくて柔らかく、得もいえぬ味でした。出盛りのものとはひと味違う、たまらないご馳走! 長生きの切符を今年も手にできた思いでした。
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