収穫期を迎えている野菜が種類・量ともいっぱいです。キュウリ、オクラ、キヌサヤ、ナス、トウモロコシ、枝豆・・・。ほかに肌が白い色をしている白ナスも10本ほどに1個ずつばかりが取りごろです。ゴーヤも植えるのが遅かったためか、ぼつぼつ取りごろです。キュウリは、1週間前にもたんと収穫した(出動者の話)のに、巨大になりすぎたのも含め、イヤというほど収穫できました。昼食べるために、どっさとバケツに入れ水につけました。トウモロコシは2週間前に”ある被害”にあったのですが、防護策のおかげで1人4、5本ずつの収穫となりました。そのハプニングは後でレポートします。
昼食−−。土日メインファームは前にご紹介した通り、地主永瀬さんの梨畑の跡地ですが、梨の木が数本だけ切り倒しを免れ畑の隅に「雄花」用の木(人手で受粉する)として大事に保持されています。その木の下が陰をつくってくれていて、恰好の昼食場所(夏以外は眺望の利く丸太椅子の場所)です。客人の、30歳代の若い夫婦・矢作さんへ農作業の感想を求めたり、質問をしたり、と賑やかです。3才の長男タケシ君が愉快でした。大きなキュウリを丸かじりし、ペロリ平らげてしまったかと思うと、トウモロコシも生かじり。それを両親がにっこりと見守っていて、好ましくも頼もしい光景でした。「畑で遊ばせ土や虫などと親しませたい」という両親の願い通り、彼は腹がいっぱいになると、バッタやカエルを追いかけ畑を駆け回っていました。
夏の畑は、いつもレポートしますが、草取りが大変です。ジャガイモを掘った後も畝の周りに雑草がボウボウです。畑のどこにも草のないところはありません。これらの草を、みんながいろんな作業をしながら取っていきます。顔から汗が、ポロポロ滴ります。サトイモはメインファームの向かい側の永瀬さんの畑に400本も植えていますが、ここも2週間前に取ったのに雑草がびっしり。15列の草取りをボクが1人でやりました。1列1列ゆったり気分で進めました。何列かごとに一息入れ、水をガブガブッと飲みながらやりました。草取りをしながら、芽が出てなかったり、消滅したりした株と株の"隙間”に、他の株のわき芽を探し、それを掘り取って移植しました。前回も同じ手当てをしましたが、その数、合計15本ぐらいになったでしょうか。移植した株はどれもおチビちゃん。「早く大きくなれよ」と声をかけてやりました。大きい株はもう50センチにも伸びているのに、10センチぼっちで大丈夫でしょうか? ノープロブレム! 7〜8〜9月の日照をたっぷり浴びてラクに追いつくのです。
さて、取ったその草です。「草は畑の外に出すな」という永瀬師匠の口癖−−草も土の養分を吸収して育っているので、それを堆肥などとして土に戻せという説−−に従い、株と株の間に乾燥防止材として乗せました。草は陽射しですぐに枯れるのですが、その枯草が想像以上に乾燥防止の力を発揮するのです。他の野菜はともかく、サトイモは極端な乾燥に弱い、つまり今年のこの時期のような快晴高温の日が続くと、実りに悪影響を及ぼすのです。そんなことを思い、実りの心配をしながらの草取りでした。ところで、このサトイモ畑では、もう10年もサトイモを連作しています(連作障害が出るどころか、不思議と毎年大豊作)が、畑の一角に、赤紫蘇が毎年種を散らしびっしりと自生します。これもわれらのありがたいオマケ野菜で、草取りの際、注意深く取り残し大事に育てているのです。この赤紫蘇がぼつぼつ収穫時期となり、1人2、3本ずつ根元から切り取り、赤紫蘇ジュースをつくるべく持ち帰りました。⇒⇒赤紫蘇ジュースの作り方は、本HPの<食情報>のページをご覧下さい。
(7月17日 宮崎記す) ≪ページトップへ |