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バーベキューに舌鼓をうつ |
丸太椅子にあぐらをかいて座る武資くん
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午後。新畑の一角にビニールハウスを設置することにしました。東京世田谷で都市農業を展開するメンバーの小泉さんにリユースで提供してもらったもので、ありがたくも小泉さん夫妻も現地指導に。全員総がかりでやりました。ハウスはカマボコ型。間口4メートル・奥行き15メートル、高さ2.5メートルのなかなか大きいやつです。骨組みは金属パイプ。屋根の部分で丸くカーブするパイプを屋根の頂上部で結合させ、両端を土中深く突き刺して固定。それを、約40センチ間隔に数10本並べ、それを横木ならぬ横パイプで結び付け、さらに前面と裏面にも横パイプを付けてほぼ骨格が出来上がり。前面の中央に扉の枠を取り付けたところでこの日の作業を終了しました。次回、ビニールを張り、ビニールの上から風に対する強化用のロープを張り巡らして完成です。
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筑波連峰の山並みをバックに記念撮影 |
同左 |
ハウス内ではトマト、ミニトマト、冬野菜などを作る計画にしており(2月の作付け会議)、早くもビニールハウスでの野菜作りに夢を馳せる話が飛び交いました。ハウス内ではまた、1メートルの穴を掘り、安定した土中の温度を利用し、サツマイモやジャガイモを保存しようという計画もあって、ハウスは05年、われらに新しい楽しみを与えてくれることになります。
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武資くん、3歳。記念すべき初労働 |
心を合わせてビニールハウスを組み立てる |
さて、3歳の武資くん。麻賀リーダーとの相性すこぶる良く、昼食後、麻賀さんが最後の収穫となるネギを、一緒に抜こうと誘うと、喜々として随いて行き、2人で仲良く作業をしました。昨年はじめて畑にきたとき、畝の間を、”もっこもっこ”走っていたのが、半年たって走りっぷりが”もこもこ”に成長していました。麻賀さんがスコップを入れたネギを小さな手で抜き、それを下げてもこもこ走り畑の端に運ぶ姿は、なんとも長閑でほほえましいものでした。もうしばらく経つときっと”さっさか”走るようになるでしょう。お母さんの翌日のメールに「ネギはあまり好きではありませんでしたが、これ武資が抜いたネギよ、と言って食べさせたら、喜んで食べました」とありました。子供の好き嫌いなんて、所詮そういうこと!と思わずにはいられませんでした。かけがえのない食育になったことを実感しました。
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楽しそうにネギを抜く武資くん |
武資くん春の筑波嶺を輝かす 隆行
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菜の花や月は東に日は西に−−。これは蕪村の名句です。3月から4月にかけて、筑波山麓でもその光景が見られるのではと期待しているのですが、この日は残念ながら空振り。午後5時半、筑波山に美しい夕日が落ちるのを見ながら閉店したのでした。
(3月15日 宮崎記す)
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