5月21日 |
早くも真夏日の作業&イチゴ摘み |
5月7日 |
田植え |
■5月7日 田植え | ||||||||||||||||
大型連休中の7日、玉里村の田圃に31人が出動、賑やかに田植えをしました。植えたのは「あきたこまち」。20アールの田圃に、もちろんすべて手植え。朝から昼過ぎまでの 3時間半ばかりで終了。田の面いちめんに緑の早苗が整然と植わり、田圃は初夏の装いに変わりました。 午前 8時。準備のための要員がボクを含めて何人か集まりました。予報通り生憎の小雨模様。でも「熱意で雨なんか吹き飛ばしてやろう」と早くも気合を入れ合いました。準備は、協力農家・西村さんから田植えの線引き用道具(野球場整備のトンボに似ているので勝手に線引きトンボと呼んでいる)をお借りしてくるのと、上田さん・貝塚さんから畦の草を刈る草刈機を借りてくること。そして、近くの農協の育苗場へ行って注文してある稲の苗を運んでくることです。これを手分けしてやりました。田植え前のウォーミングアップでもある軽作業。これらの準備をしながら、気分を盛り上げていくのです。女性軍はというと、久しぶりに会った我が家の山ノ神サマと小林家の山ノ神サマ、宮本家の山ノ神サマたちが田圃を見ながら、井戸端会議を・・・いや失礼、昼食の味噌汁作りのお打ち合わせをなさっておりました。
9時。代掻きされた田圃には縦横にトンボを引いてできた格子状の線が付き、畦の草もキレイに刈り取られ準備OKです。9時半には会員と援農の人たちを含めて全部で31人がそろいました。援農者はもう 5年もきていただいている東京の佐藤さんと長女の桃子さん(小学 3年)、梶谷さんと、今年初参加の 2人の合計 5人。会員26人のうちの数組は昨年後半からの新入会で田植え初参加です。うち1組は当欄で何度か紹介した矢作さん1家4人で、3歳になった長男武資くんと生後 8か月の長女怜子ちゃまも一緒。みんなに「よく来たねえ」と歓迎を受けました。この際、怜子ちゃまも早乙女の1人にお加えいたしまして、ハイ、都合31人の植え手が勢ぞろいしたというわけです。おっと武資くんがもう働いています。アシャカシャン(麻賀さん)の後を追って、苗配り(板状の群になっている苗を手の平大に千切って田圃の中に投げ込む仕事)です。小学 3年の桃子さんもソフトボール投げの感覚で、きゃっきゃ笑いながら苗束を投げています。体じゅうで喜んでいます。おじさんたちと交わす言葉も弾けます。天真爛漫。田圃に”華の早乙女”ぶりです。 田植えは毎年お話ししていますが、縦横格子状の線の交差した点に、10〜15センチに伸びた苗を 3、4本ずつに千切り、指を添えて田に差し込むという要領でやります。前向きに植えて行く人、バックしながら植える人と2様です。裸足でズボンを膝まくりしてやっている人が大多数。脛の半分ぐらいまで泥田に足を突込み、足場を固めて、腕を伸ばし 3、4列植えては足を抜き、次へ向かいます。おっとっとっと・・・・・・体のバランスを壊し倒れそうになります。ときおり「あーっつ」という悲鳴が起き、みんなの注目が集まります。「今年はなんか泥が深い感じだね」とベテランの小野田さん。なぜか分りませんが、確かに。「代掻きしてくれた人が深くやってくれたんですかね」と田圃リーダーの小林さん。これが豊作につながればなあ、と深く心に祈る私でありました。いえ、きっとみんな。今年こそ、7俵半(10アール当たり)の壁を破ろう、というのが新年ミーティング以来のみんなの願いですから。
1年1度の全員の顔合わせ。あちこちで四方山話をしながら、田植えが進んでいきました。小雨がずっと降り続きましたが、11時ごろに降り止み、次第に晴れました。すっかり晴れ上がった12時半、3枚目の田圃を攻めていたグループが植え終わり、「終わったあ」の喚声。なんと 3時間半で20アールの田植えが終わったのでした。他のグループが畦の際に波板も張り終わって、完了です。格子状に緑の幼苗の並ぶ田の面を眺めながらひと背伸びし、田圃の空気を胸いっぱいに吸い込みました。霞ヶ浦べりに流れる、精気あふれる空気の美味しかったこと!! さあ、昼飯・・・・・・いやいや、記念写真です。デジカメ何台かで撮り終わるや、いつもの昼食会場・農民会館めがけて、みんなバタバタと駆けて行きました。 テーブルに着いたみんなの前に味噌汁が配られ、「いただきまーす」と一声。ビールの缶を抜く人も。東京の小泉さん(世田谷で都市農業をするわれらがメンバー)がつくってきたという「ハルジョンのゴマ和え」がみんなに回され、珍味に舌鼓を打ちました。「ええーっつ、これ雑草?」と質問が飛び、すかさずボクが会館の庭に出て、蕾をもったハルジョンを摘んできて見せました。以前、畑でやった「野草の天麩羅会」の際にハルジョン・ヒメジョンを加えるのを忘れていたものですから。食事のあと、この春、桜の名所・長野県高遠町へ移住したメンバーの実山さんや、千葉県白浜町に別荘を確保した中本さんに新しい暮らしや住み心地について話してもらい、お二人から「どうぞお遊びに」とご招待を受け、拍手大喝采でした。
3時。八郷町の畑に回ることにし、ほとんど全員が移動しました。畑では、ビニールハウスのビニールを張る作業などなどをみんなうちそろってやりました。みんな本当に元気です、タフです、働きものです。その間、ボクとあと数人が一緒に、近くの広瀬さん宅を訪ね、タケノコを掘らせていただきました。孟宗竹のタケノコはちょうど出盛りで、ニョキニョキ顔を出していました。広瀬さんのご好意に甘え、車いっぱい掘らせていただきました。畑へ持ち帰り、25人に 3本ずつにもなる大お土産となりました。今年、タケノコで特記しておきたいのは、NHK情報で、大きく成長したタケノコでも頭の50センチくらいは十分美味しいというので、これも持ち帰ったことです。その通りで、程よい硬さで本当に美味しゅうございました。それと毎年のことですが、田植えのあと西村さんからはレンコンをこれまたいっぱい頂戴し、3、4個ずつ分けてお土産にしました。西村さん、広瀬さんには、このページ上からも改めて、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
(5月15日 宮崎記す) |
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