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作業日誌

1月22日
<06年新春ミーティング>
今年の作付け計画を決める

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■1月22日<06年新春ミーティング> 今年の作付け計画を決める

1月22日(日)。土日農研恒例の新春ミーティングを東京田町の港区立男女平等参画センターで開きました。9家族13人が参加、畑と田圃の、06年の作付け計画や耕作体制について話し合い、1年の大計を立てました。
土日農研は今年12年目。土と向かい合い、無心に農作業をする喜びや、自作野菜をむさぼる幸せ感を求め、メンバーそれぞれがコツコツ頑張ってやってきましたが、この歩みはいよいよ確かなものになるに違いないと、いま実感しています。そんな誓いを立てたといえる今年のミーティングでした。

1年の計画を熱心に話し合うメンバー
同左
1年の計画を熱心に話し合うメンバー
同左

菜の花の出荷に忙しい千葉白浜のNさん、風邪を引いたというKさんのほか、外せない要件が入っているのでしょう、活動メンバーの10人ほどが欠席でしたが、「出られるときに自由に出る」というわが会の畑の精神に沿い、この日は、13人が目いっぱいの日程にして集まったというわけです。
入会3年目を迎えた矢作さん一家は、両親と一緒に4歳・武資君と1歳4ヶ月の怜子ちゃんもやってきました。武資君はテーブルに着いてお絵かきをし、怜子ちゃんはお母さんと床で遊ぶというわきまえの良さで、少しも邪魔にはならず、男女平等参画時代らしい、老若協調時代らしい会合となりました。余談ながら、港区のこの施設は、保育室も備えた、会議室いっぱいという羨ましいセンターでした。

白板の下でお母さんと遊ぶ怜子ちゃん
お父さんと並んで静かにお絵かきする武資君
白板の下でお母さんと遊ぶ怜子ちゃん
お父さんと並んで静かにお絵かきする武資君

さて本論。会議では、まず06年の畑作について、現在のメインの畑20アールに隣接する畑10アールほどを、追加して借りること(梨の木を倒伐し畑に戻した一部を使っていいという地主永瀬さんのご高配によって)を確認。06年は、30アールを耕すことになりました。そこで何をつくるかです。麻賀リーダーがあらかじめつくってきた「作付け計画表」を見て、耕作する作物などについて意見や希望を出し合いました。ハーブ・コーナーを設けよう、スイカづくりに今年も挑戦しよう、カボチャをたくさんつくろう、黒豆・ウズラ豆など豆類をもっとつくろうとか、ジャガイモは今年はマルチをかけてつくり草取りの手間を省こう、といった耕作方法などについて、縦横に話し合い、作付け計画の大筋を決定しました。2006年春夏の作付け表は、こちらをご覧ください。(作付け表はPDFファイルです。うまくご覧になれない方は、Adobeサイトより、Adobe Reader をインストールして下さい。
作付け表の中にタテ・ヨコに道路が走っていますが、これは永瀬さんが申し出て下さった、梨づくりの合間に大型耕運機を走らせ耕運してあげる、というご好意を受け入れるためのものです。本当に有難いことで、おかげで今年は、通年で畑がキレイに管理できるのではないかと期待しています。

農と食べ物の話で盛り上がった懇親会
同左
農と食べ物の話で盛り上がった懇親会
同左

田圃は昨年、夏の草取りなどをサボったため出来が悪く、収量も過去最低レベルだったことを反省し、夏場の作業をきっちり行う作業体制をキメ細かに行うことなどを確認し合いました。そして、労働力を確保するため、会員以外の人たちを「稲作体験制度」という特別枠で募集するいうアイデアを導入することに。これは、単なる援農ではなく、稲作体験を有料で行い、参加者に収穫したコメを分けてあげようという制度です。例えば体験料を5000円とし、穫れたコメを10kgとか15kg分配するというもので、コメ耕作者たちの間で適切な金額と分配量について引き続き検討中です。また昨年、脱穀作業が2日間に及んだことを反省、より効率的でムリのない収穫方法についてもいろいろ知恵を絞っています。4月の春耕までに、新しい耕作体制がまとまると思います。

土日のアイドル・武資君
土日のエネルギー源・怜子ちゃん
土日のアイドル・武資君
土日のエネルギー源・怜子ちゃん

ミーティングは正味3時間ほどで終了しました。早速、近くの居酒屋「藩」へ移り懇親会です。「何かおいしいもの食べに行こう」と誘い、矢作家のおチビちゃん2人も一緒に行くことにしました。忘年会にも参加する会の常連?です。食べ物に興味があり、好き嫌いなく何でもおいしそうに食べる、武資君の頼もしさ。笑顔を振りまく怜子ちゃんの、愛らしさ。みんな2人に目を細め、話題にし、一緒に遊び(遊んでもらい)あるいは一族気分で、あるいは孫と一緒の気分で、杯に杯を重ねたのでした。そして...、
茶そば1人前を平らげ、寝入ってしまった武資おにいちゃんを、いざ帰る段になり、揺り起そうとする怜子ちゃんの姿に、目が釘付けになりました。いと、かぐわし。いと、をかし。ほんとうに貴重な、純真な人の姿を見せてもらいました。1日潰したミーティングの「やり甲斐」が120%にも高まった瞬間でした。

(1月23日 宮崎記す)

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