2月10日 |
07年畑始め |
2月 3日 |
寅さんの柴又で新春ミーティング開催 |
■2月3日 寅さんの柴又で新春ミーティング開催 | ||||||||||||||||||||
2月3日(土)。曇天ながら暖かな冬日。恒例の「どにち新春ミーティング」を開きました。場所は、東京都葛飾区の柴又商店会の集会場。映画「男はつらいよ」の「寅さん」の街です。京成電鉄柴又駅前の小さな広場の真ん中に、例の鞄を提げた寅さんの立像があります。11時15分。ここに総勢17人のメンバーが集まりました。矢作家の武資君(5歳)と怜子ちゃん(2歳)もちゃんと入って。”柴又”の住人若月さんと少し離れた”水元”の吉田さんのお世話で、今年は柴又帝釈天詣でを兼ね、この地でミーティングを、となったわけです。
寅さんファンで賑わう立像の前で、記念撮影すると、気分はもう柴又の住人。下町情緒に浸りながら、寅さん気分でイヨッイヨッ、と行き交う人々と挨拶を交わすようにしながら、帝釈天の参道を歩いていきました。参道は狭く、全国各地からの観光客の人の波でした。参道の両側には団子屋、飴屋、鰻屋、蕎麦屋、土産屋などが軒を連ね、店の内外に、明るい笑い声や話し声が満ち満ちておりました。街の隅々まで、あの寅さんの明るいキャラクターがいまだに息づいている感じでした。賑やかって、いいなぁ。明るいって、いいなぁ。下町って、いいなぁ。と思いつつ歩きました。イヨッイヨッの気分で。
200メートルの参道を歩くと、もう柴又帝釈天の本堂です。正式には日蓮宗経栄山題経寺といい、いまから300年前の寛永年間に開かれたそうです。若月さんの案内で、本堂を取り囲む回廊式の庭園を見て周りました。本堂内には法華経の世界を物語風に現した彫刻が展示されているそうで、有料入場したメンバーもいましたが、国宝クラスの優れた彫刻だったとの感想に、他の面々は残念がり、「また来たときの楽しみと」することに。 すぐ近くに、写真機の部品業で財を成したという大正末期の山本家の邸宅がありましたが、こちらも次回まわしの見学とし、江戸川の「矢切の渡し」を見に行きました。寅さん記念館の横の階段を登ると、そこはもう江戸川。ガーンと開けた眺望の中を、川幅数百メートルの水流がゆったりと流れていました。堤防上はサイクリング道、下の河川敷は野球場。その向こうに、東京から千葉県松戸市側へかけて「矢切の渡し」があることが、松戸市側の岸辺にサッパ船が泊まっていることで分かりました。コンクリートジャングルの都内の風景とはうって変わった、穏やかで心休まる別世界です。「あの橋が6号線。それを渡って八郷へ行くんです」と若月さんが指差しました。柴又から八郷へ2時間半。毎土曜日に畑へ通う若月さんの生活がなにやらリアルに見えた気がしました。
さて、ミーティング。堤防からほど近い若月さん所有の4階建てのマンションの脇を通り、柴又商店会の集会場へ予定通りに12時半に到着。吉田さん手配の、東水元のすし屋さんの寿司も届き、さっそく昼食にしました。少し前まで寿司店経営だった吉田さんの息がかりの店らしく、生マグロにこだわった寿司は、これぞという江戸前寿司。ビール付きとあって、ハッピー度がいや増したのはいうまでもありません。ビールから焼酎へ移行しそうになり、「あわててミーティングを宣言。06年の反省、07年の作付け計画、会計報告などを片付け、間もなく完成するクラブハウスのこと、07年の遊びの計画といった「談論風発」テーマへと移っていきました。アウンの呼吸です。
少しだけ、話し合いの中味を紹介すると、作付け計画は、麻賀リーダーが作成したプランにみんなの希望を入れ、別表(近日中に掲載)のように決めました。八郷の土日ファーム(永瀬さんの畑3箇所)で作る「春野菜」はご覧の通りざっと50種になります。また、千葉・白浜の中本さんの別荘訪問(夏合宿)は、今年もやることに即決しました。もう一つ、会をNPO化するかどうかのテーマについては議論白熱し、時期尚早という結論に落ち着きました。NPO化で活動を”社会化”する狙いは分かるけれど、今の「アトホームな雰囲気と、出動できるとき自由に出動するという土日の今の体制を大事にしたい」という意見が大勢を占めました。仕事の何分の1かを土日の活動に割いている、若手のメンバーにとっては、NPOでそれ以上時間が割けない、というのが真意だとボクなりに理解しました。その人たちがアトホームな会の雰囲気をかけがえのないものと受け止めていることを、とても嬉しく思ったものです。それに対し年配組は、時間の余裕があるためかやや違った意見だったことを付記しておきましょう。
矢作家の2人は、おじさんたちの討論をどう見ていたか窺い知れません。でも、テーブルの周りを走り回ったりはしても、騒ぐでもダダをこねるでもなく、両親とお絵かきをしたりして、何時間も付き合ってくれました。感心、というほかありません。そして幼稚園の豆まきの行事があるというので、5時ごろ早引けしました。談論風発はそれからさらに2時間。腹が減ったところで閉会しました。でも、5人は吉田さんの案内で二次会へ出かけました。金町で11時まで怪気炎を上げた・・・かどうかは知りません。5人以外は食事へ。川村さん夫婦が週末農業のほか乗馬が趣味だと分かり、馬の話で1時間も盛り上がりました。このレポートも長ーーーいものになってしまいました。お付き合いの皆様、お疲れ様でした。 (2月 9日 宮崎記す) |
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