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作業日誌

7月21日
小雨もものかわ・台風後の初出動

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■7月21日 小雨もものかわ・台風後の初出動

7月21日。朝から昼間まで小雨。予報通りシトシトと梅雨の雨が降りました。でも。6家族12人が集結しました。小雨ならやれる。みんながそう判断したのです。前週の土日に、台風4号が千葉県沖を通過したため畑が心配だったのです。でも台風は予報が外れ、茨城は直撃を免れ、大した被害はありませんでした。畑を見回しみな胸をなでおろしました。トウモロコシも、寝かかっていますが、ちゃんと根を着けており、まあまあの収穫。キュウリもトマトも、支柱の力で倒れてはいません。ただし、トマトは疫病が蔓延、木も実もやられて収穫半減です。去年は大豊作だったのに残念!長雨が原因だったと思われます。太陽が照り、気温が上がり(疫病は中途半端な暑さで発生する)、少しでも持ち直してくれることを祈るしかありません。さて、どうなるか・・・。農業は天気勝負、厳しいです。

雨をついて作業をする ネギの苗の植え付け
雨をついて作業をする
ネギの苗の植え付け

東京世田谷の農家で、我らの仲間である小泉さんからネギの”大きな苗”を麻賀さんが分けてもらってきたというので、ネギの植え付けをみんなでやりました。500本もありましょうか、20センチほどの深溝を掘って、そこに1本1本、立てかけるようにして植えます。根っこに土はかけません。そのままで、炎天下でもネギは根を伸ばし活着していきます。土をかけるのはそのあと。何回かかけてやり、最後は土を盛り上げ、土中に埋まった部分が白くなるというわけです。

農道の草も刈ります 穂をつけ始めたソルゴ
農道の草も刈ります
穂をつけ始めたソルゴ

吉田昭南さんが、畑の横の農道の草を草刈機で刈り払っています。わきに見えている風除けのような背丈の高い植物はソルゴといいます。禾本科(かほん科。イネ科ともいう。稲やトウモロコシなどと同属)の植物で、風除けではなく、特別の目的をもって植える植物です。目的は、[1] 背が大きくなるので刈り取って緑肥とする。[2] 敷き藁がわりに使う。[3] コンパニオン・プランツ(共生植物)の役目をもたすなどです。昔は、畑にイネ科の陸稲(とか麦)を植え、次の年に各種野菜を植え、お互いを共生植物として位置づけ、まったく品種の違う植物を交互に植えることで病気や虫害の発生を抑えていたのですが、すたれつつあるその技術を、我々は趣味的農業に取り入れようというわけです。目に見えない効果ですが、間違いなく効果があったことを昔の農家は体験的に知っています。アップの写真で見ると、トウモロコシのような穂がてっぺんに出ているのが分かるでしょう。

ゴーヤの小さな実 ネット上でカボチャも実を付ける
ゴーヤの小さな実
ネット上でカボチャも実を付ける

畑を少し観察しました。めったにしませんが。この日の観察で見つけた写真をアップしておきます。1つ。ゴーヤの小さな実を見つけたのは、ちょっとした感動でした。わずか1センチほどの長さ、胴体2ミリほど。1個だけ成っていました。近くに雄花とおぼしき花がいくつかありました。食べることだけに気が行き、大きくなった実を見つける感覚だけの持ち主ではいけない、と反省。ゴーヤの受粉のメカニズムを調べる宿題を自らに課しました。2つ目。ゴーヤの隣にはカボチャを這わせていますが(ハウスの鉄パイプに)、こちらは写真のような実が(これは小さい方)いくつも成ってぶら下がっています。カボチャは雌花・雄花の別があり、農家では朝の内、人工授粉させるのが仕事なのですが、怠けファーマーの我らは、自然任せ(虫による受粉)です。いや、率もそんな悪くないと、半ば居直っているのです。

11時半。仕事が一段落したので、早い昼食にしました。外は小雨とあって、みんなが小屋の中に陣取ります。外のカマドに火を起こしボクが煮たジャガイモも煮上がっていて、これもボクが作ったた二杯酢のキュウリもみ、さらにトウモロコシの山賊焼きが食事を賑わせました。ヘタですが、料理を作るのが大好きなボクです。It's my pleasure!
3時。午後の草取り一斉作業も終わり(まっ、ここまでだなっ)、6台の車は早々に帰途に着いたのでした。ハイ? ボクに関しては、7時からのアジアカップ・サッカー、オーストラアリア戦が見たかったもので。Hasta manana!

農作業より?食事の準備 小屋の中での昼食
農作業より?食事の準備
小屋の中での昼食

(7月22日。宮崎記す)

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