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作業日誌

9月29日
稲刈りは延期・雨上がりして畑作業
9月 8日
秋の日浴びて耕運・薩摩芋の収穫

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■9月29日 稲刈りは延期・雨上がりして畑作業

9月29日、土曜日。予報通り、明け方から雨。関東北部はなんとかもってくれるるのでは、と我らのツキにも期待して田圃へ 行ってみたのですが、見事に裏切られました。小見玉市(旧玉里村)の稲は雨に打たれ、びしょ濡れで頭を垂れていました。 1週間の延期・・・・・・残念! 12回目の稲作ですが、稲刈りが雨でできなかったのはこれで2度目・・・・・・無念! でも、こんなん でめげてはいられません。15kmほど離れた石岡市(旧八郷町)の畑へ向かいました。

仲間の出足の早いこと。9時半。4組6人のメンバーが小雨の中、もう仕事を始めていました。嬉しくなります。周囲の筑波 連山から真っ白く薄い雲が、霧となって見る見る上空へ消えていきました。仲間とボクの熱気のせいですね、きっと。雨滴 に洗われた野菜たちが美しく、いとおしく、まずはカメラに収めました。秋ナスも、赤く熟れたトウガラシも、黄色い花を 付けた落花生も、無数の実を付けた赤紫蘇・青紫蘇も、ヤーコンもサトイモも。立派な成長振りです。写真をどうぞ。

秋茄子 ソバの花が満開
秋茄子
ソバの花が満開
   
元気に成長中のヤーコン 黄色い花を咲かせた落花生
元気に成長中のヤーコン
黄色い花を咲かせた落花生
   
ハウスの鉄パイプに成る最後のゴーヤ 赤く熟れたトウガラシ
ハウスの鉄パイプに成る最後のゴーヤ
赤く熟れたトウガラシ
   
無数の実をつけた赤紫蘇 同青紫蘇
無数の実をつけた赤紫蘇
同青紫蘇

この日、八郷ファームは(関東一円が)20度Cほどの気温。前日は30度の残暑日。いやでも季節の変化を感じさせられます。 とあって、土日庵(クラブハウス)の囲炉裏を、吉田信彦さんが蓋を取り、使い始めの準備をします。ネズミの巣があり、体長5cmほどの子ネズミが素早く逃げていきました。まっ、いいかっ。小枝を燃やし炭を起こし、土間いっぱいに煙が立ち 込め、部屋が暖まります。女性軍2人がさっそく味噌汁作りを開始。自在鍵に吊るされた薬缶で、チンチンお湯が沸きます。

囲炉裏に火を入れる 煙が部屋に満ちて
囲炉裏に火を入れる
煙が部屋に満ちて

12時。お昼です。囲炉裏をぐるり取り囲み、半年振りの囲炉裏端食事です。小屋のわきで取れた茗荷、畑のおろぬき大根、 そして小屋に保管しているジャガイモ入りの味噌汁。愛情味噌汁です。味噌汁でカンパーイ! はいはい、お替り。はい、 どうぞ。味噌汁が見る見る売れていきます。なんともハッピーな「囲炉裏開き」です。ハッピーなあまり、写真取り忘れ、 またもやパッパラパーぶり全開でした。まっ、いいかっ。

ニンニクの種をバラす 男衆総がかりでニンニクの種植え
ニンニクの種をバラす
男衆総がかりでニンニクの種植え

昼食後、「雨が上がったなら行くか」と遅れて家を出た”農好き”メンバーが1人駆けつけました。そこでニンニクの種植えです。1000個近く植えたでしょうか。あのニンニク。1玉に6辺(個)ほどの粒が付いています。これを女性軍が1粒ずつにし 男衆6人が総がかりで畝を作り、マルチを張り、それに植え穴を開け、粒を1個ずつ埋めていきました。ワイワイワイワイ言い ながらの作業。自然と顔が緩みます。けだし、みんなの心、100%開放まちがいなし! そう思いました。

大豊作の薩摩芋の収穫 同左
大豊作の薩摩芋の収穫
同左

さあ、このあと最後の作業、薩摩芋掘りです。写真の通りです。こちらもワイワイと楽しく。1輪車2台に乗せて小屋の前に 運ぶと、ちょうど師匠が見えられ、「よく出来た」「プロにも負けない出来」と絶賛。めったに他人を褒めない永瀬師匠の 言葉にみんな有頂天でした。芋談義となり、戦時中は戦闘機の燃料のエタノールをつくるため、農家総がかりで大きいだけ の「茨城1号」という薩摩芋を作ったんだ、と師匠がしんみりと話されました。こんなに大きい芋だったと両手を広げつつ。 師匠の話しは、いつもエキサイティング! でも、この話し聞きながら思いました、この日の師匠、きっと心で哭いておられるなと。
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薩摩芋を前に記念撮影 師匠(左)に褒められ満足げのメンバー
薩摩芋を前に記念撮影
師匠(左)に褒められ満足げのメンバー

(10月 1日 宮崎記す)

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■9月 8日 秋の日浴びて耕運・薩摩芋の収穫

9月8日。台風通過(6〜7日)後の初出動。八郷の「どにちファーム」は特別な被害なく、安堵しました。永瀬師匠の梨 も被害ゼロ! 本当に良かった。豊水の収穫中の師匠も、豊水の出来と合わせて満足げでした。前回はご不興でしたが。 この日の出動は6家族11人。畑の草取り、夏野菜の整理(キュウリの支柱外しなど)、薩摩芋などの収穫といった通常の 作業、プラス稲藁の搬入という緊急作業を行いました。残暑、秋風、豊作、農友の語らい・・・楽しい1日でした。

宮本さんの自宅前畑のビオトープ池 稲藁の搬出作業
宮本さんの自宅前畑のビオトープ池
稲藁の搬出作業

緊急作業とは、どにちメンバー八郷在住の宮本建二さんの知人の農家から、刈り取りの終わった稲藁をいただけること になり、宮本さんの軽トラを借り、申し訳なくも宮本さんにも手伝ってもらってやりました。畑から5kmも離れた田圃を 軽トラで2往復、十分な藁を畑に搬入しました。田圃は台風の雨で水浸し。水にぬれた藁の重いこと。35℃ぐらいまで 気温の上がった残暑の中、水まみれ・汗まみれになっての奮闘でした。

耕運機を押して畑が変身 昆虫取りに1日没頭する吉田くん兄弟
耕運機を押して畑が変身
昆虫取りに1日没頭する吉田くん兄弟

畑に残った何人かは、草ぼうぼうのカボチャ区画の整理と、キュウリの支柱の取り外しをしました。この区画、午後に は堆肥をまき、吉田さんが耕運機をかけ、すっかり綺麗になりました。草刈機も川村さんがフル稼働させ、夏の間目だ った雑草もあらかたやっつけることができました。ファームは一気に秋の畑へ、変身しています。 8月25日に種まきした蕎麦は、早くも10cmばかりに伸び、台風の影響もなくすこぶる順調。隣のサトイモも元気一杯 生育中で、ともに11月の収穫が楽しみです。芋煮会、蕎麦打ち会・・・。おっと涎が出そう。

3日で発芽、2週間で10cmに伸びた蕎麦 葉っぱを大きく繁らせて生育中の里芋
3日で発芽、2週間で10cmに伸びた蕎麦
葉っぱを大きく繁らせて生育中の里芋

午後、薩摩芋を掘りました。試し掘りでしたが、夏の猛暑が効いて畝の中の芋は大きく成長し、1株に大きなのが3、4個 も付いていて大豊作でした。暑い盛りの草取り、蔓返しなどの苦労が報われた思いで、みんなにっこりでした。来週あた りから本格収穫に入り、1か月間ぐらい収穫を楽しむつもりです。 9/22と、9/29、の2日間、一般の方を対象に有料の「薩摩芋掘り体験」を実施します。詳しくは本HPの「お知らせ」 欄をご覧下さい。

さて今年はどうかな、と薩摩芋の初掘り 大豊作の気配の薩摩芋を前に
さて今年はどうかな、と薩摩芋の初掘り
大豊作の気配の薩摩芋を前に

午後1時。稲藁搬入のため遅い昼食となりました。宮本さんを交え12人がテーブルを囲み、なごやかにゆったりと、美味 しく弁当を食べます。宮本さんが飼っている烏骨鶏(40羽ほど)の話、川村夫妻の北海道旅行の話、などが飛び交いま す。川村さんから旅行のお土産、米が原料というシフォンケーキが差し入れられ、わっと一座が沸きます。昆虫好きの、 吉田大士郎君(小6)と祐大君(小3)から「日本の国蝶・国鳥ってなあーに?」という話題も出ます。祐大君がが突然、 「何これ?」と足元の昆虫を指差しました。「多分タガメ」とボク。・・・・・・とやこうや、食卓の話題は尽きません。 頭上の藤棚が良い雰囲気を醸しています。食卓を秋風が吹きぬけていきました。
<藤棚の レストランにも 秋の風  隆行>

団欒しながら食べる畑の昼食 藤棚の樹陰がつくる良い雰囲気
団欒しながら食べる畑の昼食
藤棚の樹陰がつくる良い雰囲気

(9月 9日 宮崎記す)

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