5月17日 |
新入会者2組を迎えて |
5月 3日 |
GW、最高の行楽 |
■ 5月 3日 GW、最高の行楽 | ||||||||||||||||
5月3日と4日、二日も畑作業をしました。3日はGWの中日。なのに11家族18人が出動し、筑波野のわが土日ファームは賑やかでした。1000坪を越す広々とした畑。周りの雑木林の新緑。遠く筑波の連山が見渡せる里山の風景。おいしい空気。そこに広がる仲間どうしのくつろぎの会話。屈託のない笑い。鍬をもち、スコップをもつ土日ファーマーたちの「心全開」の行楽がそこにありました。何も観光地だけがGWの行楽ではないはず。ブラボー! 農業! とにかくみんな働き者。土と向き合うのが嬉しい、野菜の世話をするのが楽しい、身体を動かしたい汗をかきたい、そんな思いで作業をしている(きっとそう)のがビンビン伝わってきます。畝作りやマルチかけなど協同作業をしたかと思うと、次には各々がやりたい仕事を見つけ、畑じゅうに散らばって思い思いの作業をするのです。耕運機をかける者、草刈り機を操る者、長柄の鎌で草を取る者、芽を出し始めた赤紫蘇のゾーンに囲いをする者、フキを収穫する者・・・・・。こうした働きぶりは毎回書くことですが、なにしろ<好きに畑に出て好きに働く>のがわれらのモットーなのです。
この日は、バーベキューをやろうというかねての打ち合わせ通り、畑の脇の藤棚の下の仮設テーブルで12時半に宴の開始。近くのスーパーから調達してきた牛肉、シシャモ、ナス、タマネギに加え、自作のネギとフキを鉄板で焼きます。カツミさんがまず焼き手に立ちます。「焼けたよ」の一声で、否、その前からみんなBQセットの周りに群がります。旨ーーい。旨ーーい。声が上ずっています。いや熱いからでなく。テーブル上にヨシダさんがゆでたツマミ菜が出ます。また近くで専業農業に転身したミヤモトさんが自作の落花生を煮た一品を差し入れます。カワムラさんから北陸旅行のお土産のお菓子の差し入れも。仕上げはデザートの柏餅・・・・。爽やかな初夏の雨上がり、本当に豊かな昼食です。
昼食後、もう一仕事です。誰いうともなく草取りなどを再開します。3時過ぎ閉店するころ、畑は写真で見る通りキレイな夏畑となりました。この春、新しいビニールを張ったハウスにはトマトも植わり、ジャガイモも青い葉をぐんぐん伸ばしています。「実りの夏」間近かの土日ファームです。閉店後、近くの仲良し農家に今シーズン、筍がまだというメンバー数人が筍を掘らせてもらいに出かけました。この日、われらの農師(永瀬さん)は10日ほどの入院から先月末に退院され、元気な姿をわれらの前に現して下さり、みんなでお祝いし、一日も早いご快癒をお祈りしました。 この日、ヨシダ家の子供たち(中一のタイシロウ君、小四のユウダイ君)を含めて、計7人が小屋とテントに泊まりました。「ゆりの里」温泉に入り、買ってきた弁当を小屋の屋根に付けたソーラー電気の薄明かりの下で、舌を頼りに食べました。子供たちがテントに入ったあと、大人5人は、孟宗竹の筒に日本酒を注いで、囲炉裏の火でお燗して飲む「つつっぽ酒」を嗜みつつ、囲炉裏の自在鉤のこと、われらの農業のこと、食文化のこと、趣味のこと、教育のことなどを談論風発しました。ヨシダさん、ワカツキさんから、地域の人たちとの積極的な交流、地元の小学校などへの余った野菜の寄付など、の直言もあり、美酒・佳話となりました。ボクを合わせて、失礼ながら”3爺”の知恵、大切にしていかねば・・・・と思ったものです。熟年に中堅、若手と、年齢的にもバラエティに富むわれら土日農研の明日に、大いなる可能性を感じた一夜!
1泊して翌早朝。細君の里山風景のスケッチ(油絵)に付き合い、帰りがけシシトウやピーマンの苗を買ってきてワカツキさんが植え付けたりするうち、ボクら夫婦は隣接するNPOの畑の草取り、大葉の種蒔き、蚕豆の追肥・消毒をしました。一方、ヨシダさん親子三代4人は朝6時に宿を発ち、大洗海岸へ釣りに向かいました。家族の絆という、魚以上に大きな釣果をヨシダさん一家は釣り上げるんですね、きっと。さて帰り道。連休中の高速道の上り車線が比較的空いていて農場から家までほぼ2時間半でクリア。行きは朝5時半スタートで5時間もかかったのに。ま、終わりよければすべて良し、だな。という総決算の08年GW2日間でした。畑よ、ありがとう。
(5月5日 宮崎記す。) |
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