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作業日誌

5月17日
新入会者2組を迎えて
5月 3日
GW、最高の行楽

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■ 5月17日 新入会者2組を迎えて

5月17日。5時前に出発。朝靄がかかり初夏らしい天候。予報では日中気温も上がると。2週間ぶりの出動で心ウキウキ。7時ごろ、千代田石岡インターすぐわきの竹村さん宅へ寄り、今年初の訪問ご挨拶。宅配便の発送のお礼を言うと、550円になった(以前は600円)と嬉しい情報。今年も「土日農研」さらにはNPOからの野菜の発送などで引き続きお世話になりそう。よろしくお願いしました。では、とお暇しようとすると、「今年のイチゴ狩りですが」とお話が出て、「3、4月の多雨の影響でイチゴの木が弱り、今年はまったく期待できません。それを覚悟の上で25日午後以降であれば、土日の方々を受け入れられます」とのこと。その日は日曜日。土曜出動が定番の常連組には申し訳ないなと思いつつ、申し出をありがたくお聞きしました。1時間ほど油を売ったので畑着は2番目。ヨシダさん一家が先着し早くも作業を始めていました。

師匠・永瀬さんの体調の回復具合をお聞きするのもそこそこに、ボクも即、草取りから始めました。久しぶりの畑なので身体が動きだすんです。レタスとシュンギク区画の除草をし、永瀬さんが楽しみに少し作られているサトイモ区画の除草をついでに続けるうち、昼食時間。その少し前に到着した新人2組の家族に、会に関するオリエンテーションをし、食事中のメンバーに紹介しました。Kさんと幼稚園児の娘さん、Sさんと高1と中1の息子さんで、2家族とも幕張在住。自然好き・農業好きだそう。入会したい意向のようで、お父さん2人とも40歳代半ばとあって、会にとって大きな戦力となりそう。Kさんは1年半ばかり前に体験的に1度来園していましたが、みんなが2家族を暖かく迎え入れ、食事後、早速一緒に種まきなどをしていました。帰りがけ、2家族を仲良し農家へ案内し、初体験という筍掘りをやってもらいました。最終盤の筍がまだ出ていて、ラッキーでした。四季おりおりの八郷の自然の恵みにつき、イチゴ摘み(タダでやらせてもらっている)のほか、ノビル、フキノトウ、フキ、ミョウガ、シソ摘み、ウメもぎ(6月半ばにタダでやらせてもらう)、栗拾い(秋同)などのご案内をすると、「あれもこれも楽しみ」と期待をかけるKさん・Sさんでした。

畑じゅうに散らばって思い思いの作業をします。 除草が行き届き、”史上もっともキレイな”畑。
畑じゅうに散らばって思い思いの作業をします。
除草が行き届き、”史上もっともキレイな”畑。

畑は夏へ向け雑草の繁茂期。食事後もみんなで畑じゅうに散らばり、サトイモ区画の除草、ネギの苗の除草、さらにゴーヤ苗の植え付けなどを、せっせとやりました。協同し集中し、本当にせっせと。黙々と、あるいは談笑しながら和気藹々と。ボクは土日ファーム入り口の青シソ、食用菊のコーナーの除草に専念。みんなとほぼ同時にクリア、最長老のヨシダさんが「プロの農家の畑に負けない土日ファームになったね」と宣言されるのを、ボクは近くで嬉しく聞いていました。この日の写真撮影は、草取りに熱中するあまり、メンバーのあれこれの作業の写真を撮り忘れました。わずかに2枚だけ撮った畑全体の写真と昼食風景の写真をアップします。

この日の昼食では、初空豆をゆでて賞味しました。

12時になるのを待てないように食べ始めます。

この日の昼食では、初空豆をゆでて賞味しました。
12時になるのを待てないように食べ始めます。

この日、NPOの作業のためボクらNPOメンバー2夫婦は現地泊。そこらのことブログ(俳句)にも書きましたので、ご一読を。このところ現地泊が多いですが、通勤の一番遠いボクはラクです。宿泊にはいろんな発見や特別な楽しみがあります。遊びにこそ、余裕が必要なんですね、そんなことを感じています。

(5月19日 宮崎記す。)

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■ 5月 3日 GW、最高の行楽

5月3日と4日、二日も畑作業をしました。3日はGWの中日。なのに11家族18人が出動し、筑波野のわが土日ファームは賑やかでした。1000坪を越す広々とした畑。周りの雑木林の新緑。遠く筑波の連山が見渡せる里山の風景。おいしい空気。そこに広がる仲間どうしのくつろぎの会話。屈託のない笑い。鍬をもち、スコップをもつ土日ファーマーたちの「心全開」の行楽がそこにありました。何も観光地だけがGWの行楽ではないはず。ブラボー! 農業!

とにかくみんな働き者。土と向き合うのが嬉しい、野菜の世話をするのが楽しい、身体を動かしたい汗をかきたい、そんな思いで作業をしている(きっとそう)のがビンビン伝わってきます。畝作りやマルチかけなど協同作業をしたかと思うと、次には各々がやりたい仕事を見つけ、畑じゅうに散らばって思い思いの作業をするのです。耕運機をかける者、草刈り機を操る者、長柄の鎌で草を取る者、芽を出し始めた赤紫蘇のゾーンに囲いをする者、フキを収穫する者・・・・・。こうした働きぶりは毎回書くことですが、なにしろ<好きに畑に出て好きに働く>のがわれらのモットーなのです。

共同作業をワイワイと。 思い思いの作業を黙々と。
共同作業をワイワイと。
思い思いの作業を黙々と。

この日は、バーベキューをやろうというかねての打ち合わせ通り、畑の脇の藤棚の下の仮設テーブルで12時半に宴の開始。近くのスーパーから調達してきた牛肉、シシャモ、ナス、タマネギに加え、自作のネギとフキを鉄板で焼きます。カツミさんがまず焼き手に立ちます。「焼けたよ」の一声で、否、その前からみんなBQセットの周りに群がります。旨ーーい。旨ーーい。声が上ずっています。いや熱いからでなく。テーブル上にヨシダさんがゆでたツマミ菜が出ます。また近くで専業農業に転身したミヤモトさんが自作の落花生を煮た一品を差し入れます。カワムラさんから北陸旅行のお土産のお菓子の差し入れも。仕上げはデザートの柏餅・・・・。爽やかな初夏の雨上がり、本当に豊かな昼食です。

野外の、大勢での昼食はウマイ。 同左。
野外の、大勢での昼食はウマイ。
同左。

昼食後、もう一仕事です。誰いうともなく草取りなどを再開します。3時過ぎ閉店するころ、畑は写真で見る通りキレイな夏畑となりました。この春、新しいビニールを張ったハウスにはトマトも植わり、ジャガイモも青い葉をぐんぐん伸ばしています。「実りの夏」間近かの土日ファームです。閉店後、近くの仲良し農家に今シーズン、筍がまだというメンバー数人が筍を掘らせてもらいに出かけました。この日、われらの農師(永瀬さん)は10日ほどの入院から先月末に退院され、元気な姿をわれらの前に現して下さり、みんなでお祝いし、一日も早いご快癒をお祈りしました。

この日、ヨシダ家の子供たち(中一のタイシロウ君、小四のユウダイ君)を含めて、計7人が小屋とテントに泊まりました。「ゆりの里」温泉に入り、買ってきた弁当を小屋の屋根に付けたソーラー電気の薄明かりの下で、舌を頼りに食べました。子供たちがテントに入ったあと、大人5人は、孟宗竹の筒に日本酒を注いで、囲炉裏の火でお燗して飲む「つつっぽ酒」を嗜みつつ、囲炉裏の自在鉤のこと、われらの農業のこと、食文化のこと、趣味のこと、教育のことなどを談論風発しました。ヨシダさん、ワカツキさんから、地域の人たちとの積極的な交流、地元の小学校などへの余った野菜の寄付など、の直言もあり、美酒・佳話となりました。ボクを合わせて、失礼ながら”3爺”の知恵、大切にしていかねば・・・・と思ったものです。熟年に中堅、若手と、年齢的にもバラエティに富むわれら土日農研の明日に、大いなる可能性を感じた一夜!

囲炉裏の炭火で暖を取りながら夕食をとる。 つつっぽ酒を嗜む。
囲炉裏の炭火で暖を取りながら夕食をとる。
つつっぽ酒を嗜む。

1泊して翌早朝。細君の里山風景のスケッチ(油絵)に付き合い、帰りがけシシトウやピーマンの苗を買ってきてワカツキさんが植え付けたりするうち、ボクら夫婦は隣接するNPOの畑の草取り、大葉の種蒔き、蚕豆の追肥・消毒をしました。一方、ヨシダさん親子三代4人は朝6時に宿を発ち、大洗海岸へ釣りに向かいました。家族の絆という、魚以上に大きな釣果をヨシダさん一家は釣り上げるんですね、きっと。さて帰り道。連休中の高速道の上り車線が比較的空いていて農場から家までほぼ2時間半でクリア。行きは朝5時半スタートで5時間もかかったのに。ま、終わりよければすべて良し、だな。という総決算の08年GW2日間でした。畑よ、ありがとう。

夏の実りの近い畑。 同左。
夏の実りの近い畑。
同左。

(5月5日 宮崎記す。)

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