7月26日 |
成り物の収穫が山のよう |
7月12〜13日 |
汗みずくで挑んだ夏の作業 |
■ 7月12〜13日 汗みずくで挑んだ夏の作業 | ||||||||||||||||
7月12日。晴天。夏日。天気予報でちょっと怪しかったものの、土日ファーマーの願いが通じ、梅雨開けしたような天気。8家族11人が出動、「真夏の畑作業」に挑みました。8家族中の1人はNPOの女性メンバー。1泊して13日にNPOファームの作業をというプランです。11人中3人が女性。炎天下の作業はやはり男女一緒というわけにはいかず、女性は夏の太陽と戯れる程度の労働?と食事の仕度を中心にやってもらうことを前提にしました。朝8時〜9時に畑に到着すると、いつものようにみんな思い思いの作業を始めました。
畑はすっかり夏模様。多くの野菜たちが逞しく成長し実を成らせています。トマト、キュウリ、ナス、サヤインゲン、ピーマン、トウモロコシ等々。まずはそれらの収穫からスタートです。ただし、トウモロコシは収穫後の味の減退が激しいので帰る間際へ後回しして。さても、手術後、回復途上の永瀬師匠も本業・梨の作業の陣頭指揮(お手伝いさんの)で早朝から畑に出ておられ、われらメンバーがそろったところでボランティアの作業依頼に来られました。畑の隅に植わる雄花の授粉力が強いとされる品種「松島」に成るピンポン玉大の青い実を、叩き落とすという、余分な力を木に使わせない来年へ備える梨の作業でした。勝海さん、川村さん、吉田さんら若手と、梨の作業では腕に覚えのあるNPOメンバー坪川さんらが三脚に上り、棒で実を叩き落します。2本の”雄花用の木”に成る、それこそ何千もの実がバタバタと落ちます。果樹栽培の精妙で厳粛な一作業が2時間3時間と続くのでした。 昼食はいつもの藤棚の下の仮設テーブルで。手作りした取立てのキュウリとナスの塩もみ、ゆでたてのヤングコーンなどが並びます。誰彼が家でつくってきたという梅ジュース・やまももジュースが振舞われます。樹陰を風が吹き抜け、外の畑の照り返しとはうってかわって天国気分。新しく畑仲間になる坪川さんを交えて、8月に土日庵でお泊り会をやろう、などと話が弾みます。ここで昼寝でもできたら最高・・・・ですが、そうはいきません。サツマイモ畑が草取り必須、とあって午後の作業開始。600本も植え土が見えないくらい葉を繁らせているサツマ畑に5、6人で挑み、キレイに雑草をやっつけました。
続いて前作ニンニクの後の畑の草取り、ジャガイモの後の畑の耕運、などをまたまた思い思いにやりました。ボクはいつものように草取りがメイン。絶え間なく噴出す汗を拭き拭き、畑に這いつくばるようにして雑草に挑みました。普段手が回らない隅ほど雑草が伸びていて、50cmものメヒシバ、エノコログサが跳梁跋扈しています。スベリヒユ、カタバミもしっかり地べたを這っています。背高のアカザも。ヤブカラシも手に負えないほど。覚えきれない雑草が他にも多種。帰ったら今度こそ宗民さんの「雑草ノオト」を見て・・・なんて思いつつ、除草鎌を根に引っ掛け根から抜き取ります。汗がポタポタ、ポタポタと、根を抜いた後の地面に落ちます。畑の隅に植えたネギが雑草の中から姿を現します。ヤッタア! 一丁上がり!隣りで一緒に草取りをしていた吉田さん、坪川さんと顔を見合わせます。小さな満足感! 成就感!
4時ごろから最後の収穫です。トウモロコシなどが食卓のテーブルに並べられ、女性軍が10種ほどの収穫物を家族数に分けます。抱えきれないくらいの分配物をそれぞれ車に積み込み、ほどなく閉店。安全運転の声を掛け合いながら解散しました。その前、3時ごろ、畝間を耕す「管理機」という小さい耕運機を永瀬師匠の知合いの業者さんが、午前中の売買話を受けて、畑へ搬入してきました。除草のためにNPOで購入(2万円)することにしたのです。解散後、この管理機でサトイモの畝間の除草を試み、もう一つ、播種して畑に這っていた10本ほどのゴーヤの苗のために竹で支柱を立ててやり、これにてジエンドとしました。NPOの3家族は、5kmほど離れた丘の上のJA八郷の研修宿泊所へ急ぎ、筑波山への美しい日の入りを眺めました。前日Nojimaで買ったムービーで撮った、この「日の入り」の光景、スチールにしてここにアップできるかしらん?
(7月19日 宮崎記す。) |
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