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作業日誌

4月26日
雨のため日曜出動で初夏の畑作業をする
4月18日
新聞社の取材を受けつつ作業にも熱
4月4日
新加入のメンバーを迎えて

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■4月26日 雨のため日曜出動で初夏の畑作業をする

26日。晴れ、でも風強く。前日雨のため、どうしても週1は・・・・というメンバーが苗植えや消毒など、是非にという作業のために出動。NPO栗畑の作業で出動したNPOメンバーと合わせて合計11人が揃いました。新しくNPO賛助会員で入会希望のアサイさんを東京からボクの車でピックアップして同道。まずは、嬉しい人事のニュースのレポートです!!新メンバーといえば八千代市のナカムラさん、地元小美玉市のキクタさんの2組が5月中旬に土日農研に入会される見通しで、それも大きなニュース。加えてこの日は土日とNPOの両メンバーのミズタニさんが病気から回復(途上)したと今期初出動され、これこそ嬉しいGolden News でした。

広い畑で悠々作業するどにちファーマー

NPOの新メンバーを迎え賑やかな昼食風景

広い畑で悠々作業するどにちファーマー
NPOの新メンバーを迎え賑やかな昼食風景

Golden Weeks の初っ端のこのニュース。ボクは車の混雑を避け、この朝7時半に畑到着。先週、永瀬師匠と約束した朝の環境整備活動から作業スタートです。小屋の周りの片付け・清掃を始めるうちワカツキさんやアサガさんが到着、土手の除草ともども、早朝組で美化活動をしました。写真撮るのを忘れ、御免なさい、残念。ほどなく11人全員が揃い、NPO新メンバーをみなさんに紹介。どにちは、ソラマメのアブラムシ駆除のためコンブエキスの散布(粘着性で害虫を固めてしまう。同時に土にこぼれたエキスは養分になる)や、タマネギへの甘味を増す資材の施用、除草などを畑中でやりました。

昼食時。梨農家の技術指導に出かけていた師匠永瀬さんが帰宅し顔を出されました。この日の読売新聞に掲載された土日農研の記事がしばし話題に(「お知らせ」ページに原文掲載)。新メンバー加入の呼び水になればいいねえ、とみんなで期待を語り合いました。ふいに、カブトムシの話題になり、畑の一角で”飼育”している幼虫の様子を見ようと、みんなでぞろぞろ移動。幼虫は、カブトムシが鶏糞の山の中に昨年産卵したのが春先に孵ったもので、これに餌としてクヌギのオガクズを与えて飼育しているというアサガ農場長ら自慢の宝物。NPOメンバーのツボカワさんが「1匹千円で知り合いに売る」と3匹もらうことに。オガクズは、シイタケ農家からもらってくる廃物利用。孵化する6月まで幼虫をどう逃がさないようにするか、知恵を絞ったのでした。写真は・・・こういうのは忘れず撮るんだな。幼虫、丸くなって。ニンゲン怖いよ、って。
<幼虫の 土めくられて 丸くなる>

カブトムシの幼虫(手前にクヌギのオガクズ) 幼虫に逃げられないための?ネットかけの工夫
カブトムシの幼虫(手前にクヌギのオガクズ)
幼虫に逃げられないための?ネットかけの工夫

さて、NPO班は今年から耕作管理を受託した栗畑の下草刈りに一点集中でした。春先からの作業が遅れて、草ぼうぼうです。セイカタアワダチソウの跳梁跋扈を許し、枯れた茎が2〜3メートルにも林立している箇所も。牛が大喜びしそうな新鮮な牧草ようの草が密生し70〜80センチにも伸びていて、草刈り機で刈るのも一苦労です。作業の遅れを心配していたどにちメンバーのイシカワさんが1ヶ月も前からこの日のサポートを申し出て下さっていて、朝からフル回転の作業でした。大大々感謝です。翌日、現地泊まりのボクが作業継続、全36アールの畑の8割方まで追い込み、第1回の下草刈りは完了直前です。魑魅魍魎の、いや蛇と蛙と五万の虫たちが、突然塒を奪われ、大騒動でした。
<うたかたの 棲家追われて 蛇蛙>

(4月28日 宮崎記す)

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■4月18日 新聞社の取材を受けつつ作業にも熱

18日(土)。好天。午後は暑いくらい。夏も近いこの日、読売新聞の取材が入り、土日ファームがいつになくヒートアップしました。この日の出動者は5家族8人で、いつもより少な目。とはいえ、農作業をしながら記者の質問に答え、カメラマンの注文に応える土日ファーマーたちは、勢い熱が入り、高揚し、楽しげでした。土日農研15年目という節目での、思い出に残る1ページになったことでしょう。広ーい畑も嬉しかったに違いありません。畑を見渡せる永瀬さんの梨園の土手に坐り、ボクが取材記者(生活情報部の高橋記者)に1時間ばかり全体的な説明をするうち、昼食時間となりました。

昼食時、師匠・永瀬さんを囲んで談論風発する

同左

昼食時、師匠・永瀬さんを囲んで談論風発する
同左

いつもの小屋の前の藤棚下の仮設テーブルにみんなが陣取り、貞子さん心尽くしの豚汁に舌鼓を打ちます。お客さん二人にも振舞います。ヤーコンのキンピラも並び、好評です。みんながお替りをするうち、永瀬師匠が顔を出します。梨栽培が容易でないこと、農業がふるわず農業人生仕上げの時期が寂しいこと、などを訥々と話されました。永瀬師匠の師匠たる部分を取材の二人にボクが明かすと、いよいよ取材の狙いが定まった模様で、午後の作業では「師匠に農作業の指導を受けている所」を撮影することが決まりました。

広い畑で、取材が進む 畑のぐるりの除草をする
広い畑で、取材が進む
畑のぐるりの除草をする

昼食後5、6人がソラマメ畑の除草を始めました。葉にアブラムシがいっぱい。すかさず師匠が駆除策を話します。「最近はクモやテントウムシが激減しアブラムシが増えているんだよ」。師匠の解説に高橋記者が興味深げに耳を傾けます。続いてトウモロコシの種蒔き。一方、畑の向こうでヨシダさんが畑のぐるりの雑草を草刈り機で黙々と刈り取っていました。そして、ボクは、NPO区画への鶏糞巻きをしました。サトイモの種植えの準備です。3時ごろこの日の予定をクリアし、取材も終了。二人がタクシーで帰ったあと、みんなで仲良し農家に行き、タケノコを10個ずつばかり掘らせていただき散会しました。

ボクは畑へ舞い戻り、NPO会員の、冬越しヤーコンの購入注文に応じる宅配便を作ったり、畑の脇に立てておいた会の旗の収納をし、午後7時に店仕舞い。朝7時からぴたり12時間の作業! 近くの田圃でカエルの大合唱が響いていました。 取材対応で写真は何枚かしか写せず、新聞記事のプロの写真を期待することにします。読売新聞の了承を得られれば、記事・写真をこのページでも紹介できたらと思っています。乞う、ご期待。

(4月19日 宮崎記す)

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■4月4日 新加入のメンバーを迎えて

4日(土)。晴れ。畑日和。すっかり春めいた八郷ファームに、9組14人が出動。広々とした畑じゅうに散らばって、鍬をふるいました。中国から帰化したTさんファミリー3人(夫妻と小6年の長女)が新しくメンバーとなり初参加。また、茨城新聞社の取材も入り、華やいだ1日となりました。一大決心をし、日本へ帰化し、「農業をしたい」と我らの会の門を叩いたTさんファミリー。車がなく電車で来るというのでボクの車でJR常磐線石岡駅でピックアップし、10 時過ぎ畑に迎え入れました。

新しいメンバーを迎えての作業。

同左。

新しいメンバーを迎えての作業。
同左。

ネギを植える作業中の農友たちが手を休めて熱烈歓迎、早速Tさんファミリーも作業に加わりました。農業は初めてだけど、農業大好きといい、3人とも楽しそう。手つきも良く、適性も高そう。サトイモに似た唐芋の種植え、マルチを張る作業などをみんなと一緒にこなしていきました。途中、茨城新聞社石岡支局の記者さんが「土日農研15年目の取材を」というお願いに応えて訪ねてきてくれました。嬉しい取材。30分ばかりボクがあれこれ取材を受けて昼食。ヨシダさんから差し入れの鯛の潮汁に舌鼓を打ちつつ、今度は農友のみんなが農業の楽しみなどについて質問を受けました。

タケノコ堀りを楽しむ。 山のような収穫。
タケノコ堀りを楽しむ。
山のような収穫。

3時ごろ畑仕舞い。仲良し農家Nさん宅へみんなで移動し、タケノコを掘らせていただきました。初体験というTさん一家にとってはグッド・タイミングで、浅田真央ちゃん似の娘さんも専用の鍬を手にタケノコ掘りにチャレンジ。各人3〜4個ずつのお土産となりました。その後もう一度、ボクたちだけ畑に戻り、NPOの区画に取り残しているヤーコンの収穫をTさん一家に手伝ってもらって進めました。夕刻、永瀬師匠が外出から帰られ、そこで閉店。畑の真央ちゃんと両親を、畑のケーリー・グラントこと永瀬さんに紹介し、出会いの縁を喜び合い、Tさんが健闘を高らかに宣言しました。東京の聖路加病院近くのマンションまでボクの車で送ってあげました。しっとりと春雨が降り始め1日が終わりました。合縁奇縁の4/4−−。

(4月5日 宮崎記す)

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