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作業日誌

6月27日
「NPO食と農」による「子供ジャガイモ掘り」
6月13日
ジャガイモ掘り

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■6月27日 「NPO食と農」による「子供ジャガイモ掘り」

27日(土)。梅雨さ中の快晴・真夏日。NPOファームで、東京の小学生9人を受け入れての「子供ジャガイモ掘り」を実施しま した。「どにち」の皆さんには、子供たちを快く迎えていただき、いろいろお世話をしていただいたりで、いっぱいお世話に なりました。広ーーーい農場に散らばって、自然の中に溶け込むように農作業をする皆さんの姿に、子供たちは目を見張ら されていたようです。生命力あふれる、緑豊かな畑で楽しそうに労働する大人たちがいることを子供たちに見せてあげられ、ボクは、どにちファームに隣接させたNPOファームの立地に心底感謝しました。

飼育中のカブトムシの孵化状態を見る

土日ファーマーと一緒に茹でジャガイモと豚汁を味わう

飼育中のカブトムシの孵化状態を見る
土日ファーマーと一緒に茹でジャガイモと豚汁を味わう

どにち、の皆さんには、熟れたブラックベリーを子供たちに食べさせていただいたり、飼育中のカブトムシの成虫を観察させていただいたりし有難うございました。これらの体験はわれわれの八郷ファームならではの特別なシーンだったと思います。子供たちはカブトムシをつかんだり、サナギから脱皮中の成虫を興味深く眺めていました。ジャガイモ掘り体験だけでない、自然の豊かさも見せてあげられ本当に良かったです。

9人の子供たちは、東京・渋谷界隈に住む小学2,3,4年生で、ジャガイモ堀りは、ほとんどが初めてでした。150株も掘らせて あげたでしょうか。いくらでもOKと言っておいたので、リーダーが「掘って掘って掘りまくれ」と景気づけの言葉をかけていました。掘りまくられて何の不都合もなし。よかったです。It's my pleasure です。畝の土が軟らかいので、ジャガイモは手で簡単に掻き出せ、ラクなこともあって、子供たちは実に楽しそうに掘っていました。ただし、ちょっと腰が引け気味にも見えました。

軟らかい土に実ったジャガイモを手で掻き出す 広い広い農場の一角でジャガイモ掘りを楽しむ
軟らかい土に実ったジャガイモを手で掻き出す
広い広い農場の一角でジャガイモ掘りを楽しむ

それは、なぜだろう? 泥まみれになる生活をあまりしていないためかな、いやもっと別で、いい意味の野性味を忘れつつあるのかな、などと思いながら観察していました。楽しそうに、というのは間違いないとして、それがボクの正直な印象です。これを読む子供たち、悔しいかもしれないけれど、それが宮崎さんの場外のコメント。つまり、自然や野性、そして人の野性味。そのことを一度、深く考えてみてくれないか。

秋の栗拾いやサツマイモ掘りの案内をしましたが、願わくば2度目、3度目の農業体験で、この子たちの内のどこかに姿を隠している野性味が、グイと頭をもたげてくれたらなあ、と期待しています。なあに、野性味はちょっとうたた寝しているだけだろうから。宮崎さんは、そう想像しています。地主の永瀬さんを君たちに紹介したけれど、あの人78歳だよ。1年前に胃を全部取っていまも梨作り農家の現役だよ。たくましかっただろう、優しそうだったろう。野生味を感じなかったかな? 09年の「6・27」は、われわれどにちファーマーにとって、忘れられない日となったのでした。翌28日、NPOのマンパワー7人が集まり(宮崎ら3人は泊まって)、子供たちの堀り残しをフォローしながら、NPOのジャガイモの全収穫をしたのでした。

(6月29日 宮崎記す)

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■6月13日 ジャガイモ掘り

13日(土)。梅雨入り後、雨がまだ本格化しない間の好天の1日。ジャガイモ掘りをしました。新入会2組を含め8家族11人が参加。ほかにワカツキさんの兄弟など計8人のファミリーも個人区のジャガイモ掘りをし、大賑わいの作業となりました。ひろーい広い土日ファームのジャガイモ畑に19人が集まり、畝のマルチをはがし、畝の中にぼこっと実ったジャイモの玉を、やわらかーい土の中から手で掻き出します。品種はもっちり味のアンデスレッドと、ほくほく味のキタアカリの2種。2月28日の種植え以来、草を取りよく面倒を見てきたジャガイモちゃん。よい出来です。例年より収量ちょっと少ないかな、という声も上がりますが、否よい出来です、ボクからすると。病気はまったく入っていないし。掘り上げた玉が畝の上に並べられよい眺めです。湿気を乾かすためです。イモたちにほどよい薄日が射します。「実ってくれて有難う」。

ワイワイ、みんなで楽しく

よいでき。掘って、玉を並べ、乾かします

ワイワイ、みんなで楽しく
よいでき。掘って、玉を並べ、乾かします

正午。もうみんな腹ペコ、昼食です。藤棚の下のいつもの仮設テーブル。今日はコンパネ2枚を並べ、それでもワカツキさんファミーリは収まらず、脇の地べたにシートを張って。なんか遠足のような楽しい昼食。掘りたてのジャガがゆでられ、籠に山と入れられみんなの元を回ります。生のコリンキー(カボチャ)とキュウリの和え物、ナスの塩もみ、といった自作野菜の瞬間料理(料理上手の仲間の誰かが作ったんですね)も回ります。タケノコ(昨年の塩蔵)とコンニャクの煮付けがワカツキさんから、赤紫蘇の佃煮がヨシダさんから、グレープフルーツがタキグチさんから差し入られ回ります。このメニー、やっぱり遠足です。おいしい、どれも、ほんとうに。料理のハナシも弾み、ほんとうに、楽しい。おっと仕上げに永瀬師匠から、たい焼きの差し入れです。「えーっ、地主さんから?」・・・とみんな感激。新人のタキグチさん夫妻とナカムラさんに、ボクが「秋には永瀬さんから毎日、自作のあまーい梨が差し入れられるんですよ」と。「えーっつ!」。

遠足のような昼食風景 同左(食べることに熱中し、撮影が遅れて、クシュン)
遠足のような昼食風景
同左(食べることに熱中し、撮影が遅れて、クシュン)

午後、大根の収穫や草取り。そしてこの日出られなかった仲間の分をコンテナに入れて収納したり、なかなか畑に来られないメンバー二人にジャガイモを送るための宅配便を作ったり。3時半。ジャガイモ、大根、ズッキーニ、ナス、玉ねぎなどを分配し、閉店。もう一つの楽しみ、マダケのタケノコを取りに、近くの仲良し農家の竹山へ一斉に向いました。 最後に、今一度、ジャガイモ掘りのことに戻って一筆したいことあり。ワカツキさんファミリーのジャガイモ掘りが微笑ましかったこと! 姪御さん夫婦が2人のオチビちゃんを連れてきて、ワカツキさんの兄弟とお姉さんでたしか8人の掘り手。オチビちゃん2人が、小さな軍手をはめ、小さなシャベルをもち、ちゃんとイモを掘りました。お兄ちゃんは大きなミミズを手にし得意顔でした。さればと、土日のおじさんたちからカブトムシの「飼育場」から成虫1匹をプレゼントされたのでした。よかったね。秋にはサツマイモ掘りに、またいらっしゃい。

一族で集まってのジャガイモ掘り

小さな子供たちも、土に戯れて

一族で集まってのジャガイモ掘り
小さな子供たちも、土に戯れて

みんなを送り出し、NPOサトイモ畑の草取りをし、夕方やってきた地元・小美玉市の新人キクタさん親子を畑に案内し、ジャガイモを分けて差し上げ、もう一度草取りをし(それでも少し取り残し)、6時半閉店したのでした。ああ、楽しかった!

(6月14日 宮崎記す)

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