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作業日誌

3月5日
11年ジャガイモの種植え

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■ 11年ジャガイモの種植え

3月5日(土)。9家族12人が出動し、賑やかにジャガイモ植えなどの作業をしました。冬晴れ。遠く筑波連山の山並みがモノトーンからわずかに春の気配の色を取り戻すかに見え、幸い風が弱く、山肌に花粉は見えないという農作業日和。今年から新入会された東京・根岸のサイトウさん夫妻も交え(ボクは初顔合わせ)、大量のジャガイモを植えました。

畝立て機械でスイスイと畝を作る(写真はサツマイモ用の畝)

ジャガイモをワイワイと植える

畝立て機械でスイスイと畝を作る
(写真はサツマイモ用の畝)
ジャガイモをワイワイと植える

近所の仲良し農家からタバコの畝を作る専用機械を借りてきて、まず畝立てです。長さ20m、30mの畝が見る見るできていきます。15本ばかり作ると、運転のヨシダさんは別な区画に機械を移動させ、2ヵ月後に植えるサツマイモの畝をついでに作ります。残ったメンバーが、畝に15cmほどの穴を開け、続いてそこへ種芋を落とし、上から土をかぶせる作業をします。種芋はこの日の朝、1個を2つ3つに切り分け、切り口に 草木灰を塗ったもの。また畝立て作業の1か月も前に畑じゅうに発酵鶏糞を撒いていて、その肥料がすっかり土に馴染んだところでの種植えです。最後に、植え終わった畝に黒マルチをかけその端に土をかけて押さえる作業をします。あうんの呼吸でみんなで手分けし、手際よく作業をこなしていきました。

切り分けられた種の1個1個から、ジャガイモはすでにいくつもの芽を出そうとしています。土中で温度と水分を得て3週間ばかりでその芽がぐいと伸び、マルチを下から突っ張り上げます。それを待って、カッターでマルチを切り取り、芽を外へ出してやります。5月早々には薄いピンク色をした白い可憐な花を一杯に咲かせ、畝の中でジャガイモが10〜20個の実を成していくのです。5月末〜6月に収穫となります。その間、畝の間の草取りなどをして栽培していきます。植えるのも楽しみだし、草取りもまた楽し、そして収穫し、畑で取立てを蒸かして食べるのが、最後の楽しみ、というわけです。

12時ぴったりに、小屋の脇の広場で昼食です。冬場、かまどでお湯を沸かし、熱々のカップ麺を食べるのが共通のパターン。仮設のテーブルを囲み、カップ麺やおにぎりを食べます。それで十分なご馳走。実に美味しい昼食です。カワムラさんから沖縄旅行で買ってきたというお菓子が差し入れられます。会話が弾むなか、サイトウさんが「簡単に自己紹介を」と言って、週末農業への思いなどを話されました。午後も引き続きあれこれ作業をし、ネギ・大根を抜いて持ち帰りました。

カップ麺・おにぎりに舌鼓を打つ
カップ麺・おにぎりに舌鼓を打つ

ボクはこの日、翌日のNPO農場の作業のため、少し離れたNPO農場のクラブハウス(プレハブ小屋)に泊まりました。午後7時には暖を取り今年のプランに沿って、農学を勉強しようと、江戸元禄の農学者・宮崎安貞の「農学全書」を読み始めました。字が小さく、見事な睡眠誘導剤でした。
今年は1年ぶりに、このサイト更新を続けます。時々になりますが、そのこと宣言します。また、よろしくお付き合い下さいますよう。早く書こうと思っているうちに東北大震災。2週間遅れのアップとなりました。

(3月20 宮崎記す)

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