10月1日/
◆<山姥の 舞ひ上路(あげろ)より 大宇宙(おおぞら)へ>
・百萬山姥や百魔山姥と異名をとる都の遊女が善光寺参りを志す。
・越中・越後にまたがる境川からさらに山奥の里・上路へ向かう。
・里女(本物の山姥)の庵に泊まる。深更に情念の舞を見せられる。
・山姥って何者か? 隠棲人か宇宙・自然・人間界を包摂する哲人か。
10月1日/
◆<山姥の 舞ひ上路(あげろ)より 大宇宙(おおぞら)へ>
・百萬山姥や百魔山姥と異名をとる都の遊女が善光寺参りを志す。
・越中・越後にまたがる境川からさらに山奥の里・上路へ向かう。
・里女(本物の山姥)の庵に泊まる。深更に情念の舞を見せられる。
・山姥って何者か? 隠棲人か宇宙・自然・人間界を包摂する哲人か。
9月30日/
◆<葵上 憂き世の光 松千年>
・光源氏の正妻、左大臣家息女の葵上は物の怪につかれ重態、一計が講じられた。
・梓弓の音で霊を呼ぶ「梓の法」の名手、照日の巫女に物の怪の正体を調べさせた。
・姿を表したのは元皇太子妃で光の愛人・六条御息所(みやすどころ)の怨霊だった。
・御息所は気品ある教養深い女性。近頃光の足も遠のき、葵上との確執があった。
・行者の読誦の中、御息所の怨霊は悪鬼心を和らげられ、成仏得脱するのだった。
9月29日/
◆<狭き門 たり石橋に 獅子の舞ふ>
・中国・インドの仏跡を訪ねる寂昭法師。山西省の清涼山(しょうりょうせん)麓。
・石橋を前に樵が現れ「この橋を渡るのは難しい。ここで待て」と。で、後段へ。
・文殊菩薩が橋の先から獅子として現れ豪華絢爛、勇壮の舞を舞う。菩薩の霊験。
・”半能”として演じられることも。切能(最後に演じられる能)である。
9月28日/
◆<巡り合ふて 地獄の舞ひとや 歌占>
・歌占いの名の轟く伊勢・二見の浦の男巫(おとこみこ)渡会某。
・越中・白山で親を探す子を連れた里人と遭う。そこで奇縁が開く。
・歌占いは弓に付けた歌の短冊を任意に取ってもらい当人の運を占う。
・演目・歌占は”うたうら”と読む。
9月27日/
◆<空の下 海底語る 大原御幸>
・源平合戦で平清盛の娘で安徳天皇の母・建礼門院は、檀ノ浦の海に身投げする。
・だが源氏の侍に助けら出家し、都の大原の寂光院で平家一門の弔いをしていた。
・初夏に建礼門院の夫、高倉天皇の父親・後白河法皇が輿に乗って女院を訪ねる。
・喜ぶ女院に法王は六道=地獄,餓鬼,畜生,修羅,人間,天上=を見たかと問いかける。
・数奇な運命を生きた女院は平家一門の最期と安徳天皇の入水を涙ながら語った。
9月26日/
◆<養老の 秘めたる水や 美濃の里>
・雄略天皇の御代(457ー479)。美濃の樵の親子が見つけた湧水。
・老の命を養う水は酒だった? 濁り酒の時代の”澄んだ命の水”。
9月25日/
◆<善知烏 獲りし生業 科なるや>
・越中立山に詣で、陸奥外の浜へ向かう旅僧。外の浜の猟師(亡霊)に頼まれる。
・「猟で鳥獣を殺生した罰で若死にした、外の浜の実家に行き蓑笠を手向けて」と。
・うとうやすたか・・・と鳴いた? ウトウは、チドリ目ウミスズ科ウトウ属の海鳥。
9月24日/
◆<草子洗小町 小説仕立てや 墨の謎>
・旧暦四月、都の清涼殿で催される歌合せで大伴黒主の相手は小野小町と決った。
・小町を恐れる黒主は前日に小町家に忍び込み、発表予定の彼女の歌を盗み取る。
・黒主は万葉集の草紙にそれを書入れ歌合せで、小町の歌は万葉集の盗作と主張。
・紀貫之らが控え帝が小町の歌を讃える中、それは万葉の古歌だと言い募る黒主。
・”証拠”の操作された万葉の草紙を小町が洗うと、書入れ箇所の墨が流れ落ちる。
・悪企みが露見し黒主は自害しようとするが、歌道への熱心さゆえと小町は許す。
・帝も寛大で黒主は再び座に着く。小町は御代を寿ぎ、和歌の徳を讃え舞を舞う。
9月23日/
◆<嵐山 とぶろふ権現 花に舞ふ>
・帝の命で臣下が、大和国吉野から都西方の嵐山に移植した桜の様子を見に行く。
・勅使は美しく咲く桜を前に、木の下を清め花に礼拝する花守の老夫婦と出会う。
・老夫婦は、嵐山の桜も神木で、吉野の木守の神・勝手の神が時折訪れると話す。
・神の力で花は風に散らされず、実は自分達がその二神だと明かして雲に消える。
・夜、木守・勝手の二神が勅使の前で舞う。辺りは金色に輝き蔵王権現が現れる。
・蔵王権現は、衆生と共にあり悪魔を退け国土を守る誓いをしていることを表す。
・そして木守・勝手の二神は蔵王権現と一体と告げ、花に戯れ春の盛りを寿いだ。
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◎太陽が真西に沈む日。美しい光景が見られるか? 夕散歩が楽しみ。
◎秋分の日。素晴らしい秋晴れ。遠くからご先祖様方に手を合わせる。
9月22日/
◆<櫻川 花に実りし 母ごころ>
・日向・桜の馬場より常陸・桜川まで子を訪ね歩いた”狂乱”の母。
・紀貫之のあの名歌が母子を引き合わせたか。人商人がいた時代。