日別アーカイブ: 2021年10月11日

謡曲「定家」

10月12日/

◆<定家の 葛に抱かれし 才女かな>

・旅僧が北国から京へ。夕景に居ると時雨が来て由緒ありげな建物で雨宿りする。

・里女が現れ、そこが藤原定家の建てた「時雨のちん」だと教え霊を弔うよう勧める。

・さらに里女は式子内親王の墓へ導き、墓に絡み付いた「定家葛」の謂れを語る。

・内親王と藤原定家に深い契りがあり、二人の死後その執心が葛になっていると。

・里女は自分が内親王と告げ消える。二人は同時代の歌人。契りが真実かは不明。

・内親王の歌「玉の緒よ絶えなば絶えね ながらへば忍ぶることの弱りもぞする」

謡曲「橋弁慶」

10月11日/

◆変幻に 剛直撃たるる 橋弁慶>

・比叡山の僧・武蔵坊弁慶は五条の天神の橋に化け物の様な人斬りがいると聞く。

・弁慶、長刀を手に退治へ。女装の牛若と斬り合うが翻弄され降参し主従を契る。

・元々の伝説は、弁慶が刀を目当てに人を襲い笛を吹く牛若に出会うというもの。

・弁慶シテ、牛若子方、ワキ無し、の珍しい構成。斬り合いの場面が聴きどころ。