謡曲「邯鄲」

10月28日/

◆<邯鄲の 夢も語らず 人細る>

・中国・三国時代の蜀の話である。日々何もせず茫然と暮らす蘆生なる男がいた。

・男は楚の羊飛山に名僧がいると聞き旅に出て途中、邯鄲という町で宿を取った。

・蘆生は宿主に勧められ、「邯鄲の枕」で一眠りすると、楚の皇帝の勅使が現れた。

・「瑞相」の盧生に帝位を譲りたいと言う。不審に思いつつ蘆生は玉の輿で宮殿へ。

・絢爛豪華な宮殿で夢のごとき50年が過ぎ祝宴。菊酒で長久を祈り舞が舞われた。

・春夏秋冬が目くるめく景色で現れ、やがて一切が消えて、蘆生は夢から覚めた。

・50年の栄華も一睡の夢、粟ご飯が炊ける間の一炊の夢。邯鄲の枕がそう教えた。

・この世はすべて夢のように儚い・・・「何事も一睡の夢」と蘆生は悟り帰途に就いた。

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