謡曲「殺生石」(せっしょうせき)

10月16日/

◆<野干よ悪 那須に成さずや 殺生石>

・高僧玄翁が下野国那須野の原へ来て、ある石のそばを飛ぶ鳥が落ちるのを見る。

・女が現れ玄翁に石は殺生石と言い、近づく生き物を殺すので近寄るなと告げる。

・女が殺生石の由来を語る・・・鳥羽の院時代の昔、玉藻の前という宮廷女官がいた。

・才色兼備の玉藻を院は寵愛。でも陰陽師安倍泰成に狐の化身と見破られ逃げた。

・那須野の原で討たれ魂が殺生石となった。自分が玉藻の前の霊だと言い消える。

・玄翁が石魂を仏道に導こうと法事を行うと野干(やかん=狐)の精霊が現れる。

・野干は唐・天竺・日本で世を乱し、撃たれ、殺生石となり人を殺したことを反省。

・玄翁に仏法を授けられ、悪事はせぬ約束を結ぶ石となり狐の鬼神は消えて行く。

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