10月15日/
◆<白雲呼び 人の道説く 江口の君>
・旅僧の一行は摂津国・天王寺参詣の途中、淀川を下った江口の里で一宿を乞う。
・娼館の宿場の長・江口の君は西行法師の一宿を断ったエピソードで有名だった。
・旅僧が「世の中を厭ふまでこそ難からめ仮の宿りを惜しむ君かな」と口ずさむ。
・あの時の西行の歌である。そこへ女が現れ自分が江口の里(亡霊)だと明かす。
・娼館ゆえ西行には遠慮したと。そして俗世の話は捨て置くように言って消えた。
・旅僧が里男に聞くと、江口の君は普賢菩薩の生まれ変わりだという話もあると。
・旅僧が弔っていると、江口の君の亡霊が侍女の霊と共に屋形舟に乗って現れる。
・絢爛豪華な舟遊びである。江口の君は、因果応報、諸行無常を説き、舞を舞う。
・やがて江口の君は、執着を離れれば悟りを得ると語って、普賢菩薩の姿に変身。
・舟は白い象に変わり普賢菩薩はその白象に乗り白雲と共に西の空へ飛び立った。