謡曲「忠度」(ただのり)

10月20日/

◆<歌人の名の 消され忠度 能となり>

・勅撰和歌集「千載集」の選者・藤原俊成に仕え,死後に出家した旅僧が西国行脚へ。

・旅僧一行は須磨の浦に立寄り一本の桜の木を見る。そこへ一人の老人が現れる。

・桜木に花を手向けて祈る老人に旅僧は語り掛ける。日が暮れ、一夜の宿を頼む。

・老人は平忠度の歌を引き合いに出し、桜の木陰を宿に勧め、桜木の来歴を語る。

・薩摩の守忠度の墓標なのだ。僧が回向すると老人は喜び花の陰に消えて行った。

・夜、旅僧の夢に忠度が現れ、自作歌は千載集で「詠み人知らず」にされたと嘆く。

・ぜひに作者名を入れるよう、俊成の子の藤原定家に伝えてほしい、と僧に頼む。

・忠度は一の谷の合戦で討ち死にした様子を語り、桜の木の下へと帰って行った。

・主人公・忠度は武勇の誉れ高く優れた歌人でもあり、勅撰和歌集千載集に入選。

・なのに戦いに負け朝敵になり名前が葬られた・・怨念が人生を支配した時代?

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