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謡曲「雲雀山」(ひばりやま)

11月11日/

◆<雲雀山 気張り日張りの 情け山>

・奈良横佩の右大臣藤原豊成は讒言を信じ我が子中将姫を雲雀山で殺せと命じる。

・臣下は姫を殺せず山中に小屋を建て匿う。姫の乳母である侍従が一計を講じる。

・乳母は山の木々の花や草花を手折り、里に出て人に売っては金を作り姫を養う。

・豊成が雲雀山に狩に行く。乳母は目聡く目立つように振舞い臣下に花を勧める。

・御身の来し方は?と聞かれそれとなく語る。哀しい身の上の”隠れ人”がいると。

・豊成はこれが乳母の侍従だと気付き、姫への思いが募り己の間違いを懺悔する。

・乳母は豊重を小屋へ案内。親子は再会を喜び、桜咲く奈良の都へ帰って行った。

・ 横佩 はよこはぎ。豊重への讒言は何だったか? 讒言は情報時代の現代にも?

・雲雀山は一つは奈良県宇陀市の日張山とされ日張山青蓮寺がある。もう一説も。

(注①)当曲は伝説上の人物かともされる中将姫の物語。中将姫は『當麻』にも登場。

②実際の舞台では乳母は片袖姿で現れ狂乱の舞を舞う。上記のごとく「目立って」。