謡曲「朝長」

11月2日/

◆<朝長の 最期看取るや 美濃の宿>

・源義朝の次男・朝長は平治の乱に敗れ落ち行く途中、美濃国・青墓の宿で自害。

・嵯峨・清涼寺の僧(朝長の乳母子)は霊を弔いに青墓を訪れ、宿の女長者と邂逅。

・長者は宿を貸した縁で朝長を弔っていた。共々弔い旅僧は朝長の最期を尋ねる。

・膝を射られていた朝長は決意の自決。父は悲嘆に沈んだと。長者の宿での夜・・・。

・旅僧が、朝長が尊んだ観音懺法せんぼうで弔い始めると、朝長の亡霊が現れ弔いを謝す。

・世は無常・・・朝長は修羅を示す甲冑姿で己の最期の様を語り、弔いを頼み消える。

・『平治物語』が題材。朝長の死の他は創作とされる。平治の乱は1159(平治元)年。


・「朝長」「実盛」「頼政」の3作は”三修羅”。本作は前シテと後シテが別人の点に注目。

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