謡曲「藤戸」

11月1日 

◆<藤戸の浜 波に般若の 経を聞く>

・源平合戦に勝った源氏の武将・佐々木盛綱の ”所業” にまつわる話が題材の曲目。

・備前国児島の藤戸の合戦。馬で海を渡り功を挙げ児島を拝領した盛綱だったが。

・春の朝、盛綱は領地へ。「訴訟ある者はないか」と発すると一人の老婆が現れた。

・我が子を殺したと咎められシラを切る盛綱だったが、追及されついに告白・・・。

・源氏の戦陣藤戸から敵方へ、海を馬で渡れないか盛綱は地元の若い猟師に聞く。

・浅瀬となる日時を聞き出し不憫だがと、他言を恐れ殺して海に沈めてしまった。

・子を返せと半狂乱の老婆をなだめ、盛綱は漁師を回向するからと家に帰らせた。

・盛綱が藤戸の海辺で管弦講を催し般若経を読誦すれば、漁師の亡霊が姿を現す。

・亡霊は、妄執深く藤戸の悪龍の水神と化して恨みを晴らそうと来たと語るが・・・。

・回向してもらったことに心を許したように彼岸に至って成仏得脱の身となった。

・藤戸の合戦は、元暦元年:1184年.

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