11月6日/
◆<賀茂川の 水汲む女人に 朝日射す>
・播磨国の室の明神に仕える神職が、御神体が同じと聞く京都の賀茂神社に参る。
・神職は白羽の矢の立つ祭壇に気付き、水汲みにきた里の女達にその謂れを聞く。
・女達は白羽の矢は加茂神社の御神体である教え、謂れを細かく語って聞かせた。
・「昔、賀茂の里の秦氏の女が毎日川に出て、神に手向ける水を汲んでいた」と・・・。
・「某日、一本の白羽の矢が水桶に留まり、家の軒に挿す男の子が産まれた」と・・・。
・「男子三歳の時この矢が父だと言った。矢は忽ち別雷神となり天に上った」と・・・。
・「父母子の三神が賀茂の三社に祀ってある」と言って、加茂川の水を汲み始めた。
・神職が名を聞くが名乗らず、ただ自らが神であることを明かして消え失せた。
・神職の前に末社の神が現れ神話を語り舞を舞う。御祖神(みおやのかみ)も降臨。
・美しい天女の舞を舞う。別雷神も勢いよく登場、雷雨を呼び起こし神威を示す。
やがて御祖神は糺の森へ飛び去り、別雷神は天路へ攀じ登り虚空へ上って行った。
・ 糺の森 は、ただすのもり、 別雷神 は、わけいかづち、と読む。