謡曲「頼政」

11月7日/

◆<庭草に 扇痕残すや 能頼政>

・南都奈良へ向かう旅僧が宇治で老人に会い名所を尋ねる。老人は平等院へ案内。

・源三位頼政がここに扇を敷き自害したと話し、自分は頼政の幽霊と言い消える。

・夜、幽霊が現れ平家に敗れた様子を語る。「高倉宮:以仁王に謀反を勧め」・・・と。

・「結果、都落ちし合戦に。奮戦空しく息子2人も討たれ平等院で自害した」・・・と。

・平等院の庭の芝には頼政が自害した際の扇の跡形が残っていた。痛わしきこと!

・幽霊は僧に頼政の霊を弔うよう頼み、「扇の芝の草の陰に帰る」と消え失せた。

・辞世の歌「埋木の花咲く事もなかりしに実のなる果はあはれなりけり」を残して。

・[注] ①源頼政は怪物鵺(ぬえ)を退治した武将として喧伝されている。

 ②頼政は和歌でも名を成した風流人でもあった由。家集『頼政集』が知られる。

・高倉宮は、たかくらのみや、以仁王は、もちひとおう、源三位は、げんさんみ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。