10月21日/
◆<籠太鼓 打つほどに妻 舞ひ盛る >
・殺人の罪で主君・松浦某の牢に繋がれていた関の清次は、番人の隙を突き脱獄。
・某は妻を尋問するが「知らぬ」と。そこで妻を牢に繋ぎ時を告げる鼓を掛ける。
・妻は牢の中で気が狂う。同情した某が牢から出すも妻はなおも狂乱し鼓を打つ。
・見かねた某が夫婦ともに赦すと誓う。妻は喜び夫の元へ。狂乱は偽りだった。
・本作は、夫を恋い慕って狂乱する女を描く狂女物の1つ。でも、偽りの狂気だ。
・清次の脱獄を某に報告するセリフ「抜けてござる」(抜けて候)に関し一言・・・。
・『道成寺』の「落ちてござる」、『安達原』の「見てござる」と共に「三ござる」。