11月21日/
◆<幻象てふ 琵琶幽玄の 楽を成す>
・琵琶名人・藤原師長は唐土への旅を思い立ちその途上、津の国・須磨浦に着く。
・一行は塩焼きの老人と姥に頼んで塩屋に一宿し、夜通し琵琶を弾いて聴かせた。
・雨が降り出し演奏を中止すると、老人は機転を利かし板屋根の上に苫を葺いた。
・雨音は穏らぎ障りが取れ師長は老人の深慮に感謝し、琵琶を貸し演奏を勧める。
・老人は恥じらい塩屋を抜けようとする。引き留められ老人と姥の正体が分かる。
・琵琶の名器「玄象」(げんじょお)の元の持ち主、村上天皇と梨壺女御だった。
・師長の出国を思い留まらせるべく二人で現れた(尊霊)と明かし消えて行った。
・やがて真の姿を現す帝。かつて龍神に琵琶の名器「獅子丸」を奪われていたのだ。
・取り戻さんと海底の龍神を召し出す。獅子丸を差し出させそれを師長に授けた。
・八代龍王も鼓をもち、師長、帝も一緒に秘曲を奏で天高く帰ってゆくのだった。